イプサム240S
現在、平成13年式のトヨタ・イプサム240S(2AZ-FE)を所有しております。
走行距離は現在51,000kmです。いままで純正エンジンオイルを使用しておりましたが、愛車を調子良くかつ永く乗りたいと思い、御社のエンジンオイル「NC-51」を選択いたしました。
エンジンオイル交換後、約700km走行いたしましたが、気になることがあります。それは以前よりアイドリング音が明らかに大きくなったことです。
「タッタッタッ」って感じの音が純正エンジンオイル使用時より大きくなりました。
走行時もエンジン音を意識しながら聞くと同じ音が聞こえます。しかし、燃費は以前より良好です。
ショップに相談すると、当オイルは洗浄能力が高いため今までの汚れが落ちて音が聞こえ出したのではないかとの回答でした。また、このまま走行してもエンジンには問題無いとのことでした。とは言え、今まで聞こえなかった音が聞こえ出すと不安を憶えます。また、心地の良い音とは思えません。
オイル関係の書籍を何冊が読みましたが、エステル系はパッキンやオイルシールのゴム部材をさせる作用がある、エンジンオイルはエンジンと相性があるなど書いてありました。したがって、当オイルをこのまま愛車に使用しても良いものか素人判断では良くないと思いましてご質問いたしました。
平成13年式のトヨタ・イプサム240S(2AZ-FE)にNC-51をご使用になっても問題はございません。
NC-51はエステル系エンジンオイルですがパッキンやオイルシール類のゴムを膨潤させにくくシール類を痛める作用はございません。
エンジンの異音につきましては詳細が判りませんので、明解な返答は出来ませんが、
1・ NC-51は当時の純正指定オイルに比べ低温粘度が低く、通常走行されている時に若干エンジンオイルの油圧が低めになることがあります。
2・ 現在までご使用になったエンジンのカーボンやスラッジなどの汚れが落ちてエンジンの作動音が大きくなった可能性もございます。
3・ NC-51をご使用になってエンジンの燃焼が良くなり排気音が変化する場合もございます。以上のような事例も考えられますすが、現状でそのままご使用になってオイル消費量が多くなるようであれば、オイル補充の際にZZ-01(5W-35)をご使用下さい。
又、継続してNUTEC製品をご使用いただけるのであれば、次回、ZZ-01をご使用いただけますと幸いに存じます。
ZZ-01はNC-51に比べて安価ですが当時の2AZ-FEにとってはより効果的と考えます。
現行の2AZ-FEにはNC-51又はNC-52Eがお奨めできます後、300km走行して現在オイル交換後計1,000km走行いたしました。
その後、エンジン音は若干小さくなった気がしますが、燃費は明らかに向上いたしております。
通勤時の市街地走行で平均7.5km/L(純正オイル)から約9km/Lまで延びました。
また、エンジンフィーリングがオイル交換当時より滑らかになり始めました。
また、オイル消費量ですが本日確認したところ、交換後からオイル量は変わっておりません。
そしてオイルの汚れですが、結構オイル汚れが確認できるかと思いましたが素人判断では汚れておりませんでした。(ちょっと謎です)
次回のオイル交換ですが、現在オイル交換後1,000km走行しておりますからあと4,000km走行した後にご指導とおり「ZZ-01」に交換したいと思っております。
モデル現行型と同一エンジン型式でも7年前のエンジンと比べ改良されているでしょうし・・・。エンジン音にとらわれず、エンジンフィーリングおよび燃費の向上といった要素が御社のエンジンオイルを選択したことが正解だったと自負しております。
また、当方の質問についてご解答頂けたことに感謝しております。有難うございました。ご連絡いただきました内容から推測しますと、今までのオイル交換などのメンテナンスをしっかりされている為、エンジン内のカーボンやスラッジの堆積量が少ないためNC-51にオイル交換された後のエンジンオイルの汚れが少ないのだと思われます。
又、オイル消費量が少ないのはエンジン内のカーボンスラッジが少ないために、摺動部分(ピストンリングやシリンダー)の磨耗が少無い為と思われます。
現行モデルのエンジンは3年ほど前から種々(ピストンクリアランス、ピストンリング等の摺動部品及びVVTの特性等)仕様変更されています。