Z33(VQ35HR)
NUTECオイルを愛用させて頂いてます。
Z33(VQ35HR)にNC-51を3本とNC-50を2本を混合させて5W-40相当の粘度のエンジンオイルに交換したところ、冷間時のみにハンチング(ノッキング?)みたいな現象が発生します。
オイルが温まりますと、全く発生しません。
純正5W-30のエンジンオイルでは発生しませんでした。
5W-40と5W-30では冷間時の粘度はそれほど違うものなのでしょうか?エンジンオイルの粘度が高いと発生する問題みたいなのですが、NC-51(0W-30)だけでも、スポーツ走行に問題はありませんか?
もう一台の車M35ステージア(VQ25DET)はNC-51を使い続けて、9万キロ走行しましたが、全く問題ありません。
あと、Z33のMTオイルですが、ZZ-31、NC-70、UW-75を入れましたが、シフトフィールが全く向上しません。
NC-70とUW-75の違いが使用していて感じません。
特に冷間時のフィールが純正オイルより劣る感じもします。Z33に合うMTオイルを教えてください。
気になっている質問がありまして、エステル系オイルは短距離走行でエンジンを止めてしまう事が多い車両には向かないと聞いた事があるのですが、本当ですか?
加水分解という問題が起きてしまうとか聞きました。一般的にVQ35HRのエンジンオイルは30番相当の粘度が適切のようです。
一般走行で高負荷走行をされた場合でもNC-51(0W-30)で問題ございません。
サーキット走行や連続高負荷走行をされる場合にはNC-51(4L)+NC-50(1L)ブレンドをお奨め致します。冷間時のハンチングは発生しないと思います。ZZ-33のMTオイルですが、純正指定のギアーオイルは低温粘度がかなり低いためNC-70+ZZ-51改 各50%ブレンド又は UW-75(80~70%)+ZZ-51改(20~30%)
ブレンドが純正オイルの低温粘度相当となります。
上記ブレンドで性能的には全く問題はございません。エステル系エンジンオイルは短距離走行でエンジンを止めてしまう車両に向かない件ですが、外気温が低く、湿度が高い時期にエンジンのブローバイから外気を吸収した場合にエンジンオイルに水分が混入しやすく、混入した場合にエンジンオイルが高温を維持すると水分が蒸発してしまいますが若干の水分量がエンジンオイルに残量して酸化劣化します。
エステルはアルコール脂肪酸が主成分になっていますので、加水分解しやすく酸化劣化が促進されることになります。しかしながら、最近のエステル系のエンジンオイルは加水分解しにくい構造になっているため、安価なエステル系の成分でない限り加水分解は昔ほどではありませんが、PAOに比べると加水分解性は劣ります。