ミッションオイル
御社の製品を使用して1年になります。
エンジンオイルはNC40を中心に季節でNC41を混合。
ミッション・オイルは年間を通してNC70のみ。
それぞれ通常走行で3000キロ毎に交換。また必要があれば、その都度交換しています。
お蔭様で先日エンジンとミッション、LSDをオーバー・ホールした際に距離の割りにエンジン、ミッション共にすこぶる状態が良いいと工場から太鼓判を押して頂きました。
今回の質問はミッションオイルについてなのですがNC70を1年間使った感想はオイルに相応の熱が加わってこないと、3速にシフトする際にギアが鳴ってしまいます。シフトダウン時には各ギア共問題ありません。今回オーバー・ホールしたのを機にミッションオイルの見直しをしようと考えていますが、上の症状を軽減する製品はあるでしょうか?ZZ-31をお薦めします。
ZZ-31はFF用[LSD対応]ギアオイルとしてご使用いただけ、ギヤ鳴り等の症状も軽減します。返信ありがとうございました。
前に似たような質問があったのですがあえて投稿させて頂きました。先にも書きましたが以前こちらでエンジンオイルとミッションオイルそれぞれ薦めて頂いて、そのとおりに使用させて頂きました。その結果、今回はZZ31を推奨されています。
御社のHPでNC70とZZ31の違いを確かめたのですが、私には数値と金額の違いしか理解できませんでした。
そこで具体的にどのように違うのか説明して頂ければ幸いです。
NC-70とZZ-31の違いは油膜厚さに有ります。
NC-70は100%化学合成油を使用し、油膜油膜で高温での油膜安定性を確保、粘度低下を抑制して性能を確保しています。
従いまして、競技用など連続した高油温や、ドッグミッションのように油膜が薄くて極圧性の高い油性を要求されるような使用条件には最適です。
ZZ-31は化学合成油をベースに鉱物油(ハイドロクラックオイル)を添加し、油膜厚さはNC-70より厚くなっています。又、油温範囲も多少低くなります(約10℃低い)従いまして。
高油温が連続しない又は油温限界がそれほど高くならないFFやFR(NAや小排気量車)等の普通のトランスミッションに於けるシンクロナイザーリングなどには多少油膜が厚く極圧性を確保したギアーオイルの方が良好なシフトフィーリングになる傾向に有ります。ライトチューニング車や小排気量車両の競技用としてご使用いただけます。
又、LSDに対するスリップスティックやシャダー音も抑制します。