モンキー106cc

2003-08-05

当方、モンキー106cc、油圧乾式クラッチに乗ってますが、推奨オイルってありますか?
現在、オイルクーラーの容量も小さいのですが、ナラシで気温32度で
油温が走行中約92℃、停止中は95℃を超えます。
使用オイルは○チュ-ル5100 15W-50です。
あと、一番良い油温って何度くらいがベストなんでしょうか?
サーキットなどは走行いたしませんが、回すときは結構回します。
でも、街乗り&ツーリングがメインです。 

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NC-50をお薦めします。
NC-50は今までのオイルに比べ油温が5℃~10℃低下します。
空冷エンジンの適正油温は85℃~95℃(走行中)だと思います。

NC-50+NC-81がベストの性能を発揮しますが価格もお高くなりますので
先ずはNC-50をお試しいただければ幸いです。

 

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次回のオイル交換から使ってみたいと思ってますが、
交換サイクルってどのくらいがいいのでしょうか?
車と違って負荷がかかると思い、300~500kmで交換しています。
(湿式クラッチ時)

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正直なところハッキリとわかりません。
500km以上は問題ないと思います。
500km走行してエンジンオイルの状況をチェックしてください。
オイル粘度の極端な低下、オイルの色が真っ黒などの変化が無ければ
使用限界には達していません。(オイルフィラープラグから点検してください)
私見ですがオイル交換時期は500km以上ではないでしょうか
私どもにとっても良いデータになりますので、
是非お試しいただき結果をご連絡いただければ幸いです。

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確かに500未満での交換は、自分でももったいない気がします。
オイルを抜いたときいつも触るのですが、粘度が落ちるわけでもなく
色は変わっていますが、なんとなくそのぐらいで交換するサイクルに
なってしまっていました。ノーマルであれば1000~3000くらい
全然平気な気がしますが、結構いじってあるもんで気を使ってます。

あと気になったんですが、オイルももちろん酸化しますよね?
半化学合成、化学合成オイルも同じですか?
キャッチタンク最後で開放になってますから、ライフも縮まるのでしょうか?
それと、冬場によくなるオイルの「乳化」ですが、乳化したものが
リターンされるてもエンジンに影響はどの程度及ぼすのでしょうか?

是非使ってみたいと思います。

 

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オイルはもちろん酸化します。
普通のオイルは100%化学合成油の方が耐酸化性は優れていますが、
その酸化程度は半化学合成、化学合成油に限らず酸化防止剤(添加剤)の
添加量によって決まります。

オイルキャッチタンク開放はエンジン内に直接外気を導入してしまいますので
年間を通して湿度の高いときには(特に降雨時)には直接水分を多く含んだ外気を
エンジン内に溜め込む事になります。
夏期には外気とエンジン内の温度差が少ない為に、エンジンオイルが乳化するほどで
は無く、油温によって水分は蒸発され乳化には至りませんが、やはりエンジンオイル
の酸化は発生しています。
特に冬期は外気温が低く、エンジン内に導入された空気はエンジンで急激に
温められ多量の水分をエンジン内に導入する事になります。
この水分がエンジンオイルの乳化の原因になります。

通常はエンジンブリーザーからキャッチタンクに導入するパイプの間で乳化する
程度で、クランクケース内のエンジンオイルが乳化していなければ、
それほど影響は無いと考えますが、エンジンオイル自信が乳化しているのであれば
エンジンオイルの性能低下を起こしてしまいますので、早期に交換されるほうが
良いと思います。