ス-パ-7にお薦めオイル

2003-08-06
ス-パ-7にお薦めオイルは
エンジンはコスワ-スBDGというレ-シングエンジンを搭載しています
排気量2L、カムは320度前後のハイリフトカム、圧縮12.5、ドライサンプ、オイルク-ラ-装備しています
現在オ-ルシ-ズン、レッドライン20-50を使用 ドライサンプのため7L前後入ります
常用8500回転、ハイリフトカムのため6000以上の使用頻度が多く
特に1,2,3速でのリミットまで使用が多いです
使用環境は、サ-キット、一般道で割合は5:5です
オイルク-ラを装備していますが、夏場は油温上がり気味、秋から冬場はオ-バ-ク-ル気味です
現在のところ500~1000km前後で交換しています
お薦め、ありましたら御教示ください

 

aq.gif 夏期 NC-41(10W-50)
 ② 冬期 NC-41×4L+NC-40(5W-30)×3Lのブレンドで7.5W-40のオイル粘度になります。
 以上をお薦めします。夏場の油温上昇は今までのオイルに比べ5℃~10℃抑制できると思います。

aq.gif

有難うございます
しかし素人考えだと、夏季の①だと10Wにしなくても20W相当の粘度で十分なのではとおもいますが、また、NAなので硬すぎず柔らか過ぎずという点では50Wは納得できますが。
また冬期の②ですと7.5W-40だと、今までの経験から考えると、硬すぎるような、さらに40W程度だといくら冬期とはいえ、発熱量等からちょっと粘度不足なように思えますが・・・。
2LのNAでハイカム仕様で上の回転での軽快感や高温時の油膜保持などが必要と思えます
NC81、NC90等の添加剤との適正はどうでしょうか
オイルク-ラ-装備とはいえ、現代的な空力性や冷却性が余りないもので
想像以上にかなりの発熱量がありますので、今までのオイルですと劣化の進行も早いように感じますが。
いろいろとご面倒な質問で申訳けありませんがよろしくお願いいたします

 

aq.gif

NC-41(10W-50),NC-40(5W-30)のミックスのお薦め理由

 1 弊社製品群の中でオイル粘度をお薦めした為、低温粘度の高い物の
   用意が御座いませんでした。

 2 低温粘度が高い(20W)ですと油温が高い時期には問題ありませんが
   エンジンスタート直後及び油温がそれほど高くない時にオイル粘度が高く
   ドライサンプのオイルポンプの負担増や圧力ライン及びスカベンジラインや
   フィードラインの負担(圧力損失増加)、オイルクーラーの圧力損失量等々が
   増えて油圧の応答遅れになり油膜強度を低下させる事が有ります。

 3 NUTECオイルは確かに低温粘度が低いのですが、通常のオイルに比べ油膜強度が高く、
   油温上昇も少なく、油圧の応答遅れも少なく、高温安定性等の総合性能を確保しています。

 4 冬期の7.5W-40につきましては、冬場はオーバークール気味とのお話でしたので
   上記2で申し上げた理由を考慮してお薦めしました。
   発熱量、油膜強度、油温上昇などのご心配は上記2&3で申し上げた理由で
   お薦めしました。

   スーパー7の詳細は判りませんが、特に通常のコスワースBDGのドライサンプのオイル配管の
   内径サイズは圧力側、スカベンジ側共に、この種のエンジンにしては少し断面積が小さめの
   設定では無いかと思います。従いまして冬場オーバークール気味、NUTECオイルは油温上昇を
   抑制する、オイル経路の通路抵抗を少なくして油圧の応答性を改善する、等々を考慮して
   お薦めいたしました。
 
 5 NC-80又はNC-90の添加は総合性能を向上させるので適正だと判断します。
   NC-41に添加される場合は添加量 NC-80(5~10%)・NC-90(10~15%)を考えていただければ
   性能は充分確保できます。

 6 オイル劣化ですが今までお使いのオイルより交換サイクルは延長が可能だと思います。
   推定ですが1000km以上は問題ないと判断しますが、一度お試しいただき、交換サイクルを
   判断いただければ幸いです。

 7.NC-41に交換される1回目はエンジンオイルの汚れる時期が早いのですが、性能には
   影響いたしません。2回目のオイル交換後はエンジンオイル汚れは緩和されます。

以上、回答が遅くなりました事、お詫び申し上げますと共に、
   是非NC-41,40をお試しいただければ幸いです。